図1: AMD Radeon Software Adrenalin Edition 25.8.1の主要機能
AMD Radeon Software Adrenalin Edition 25.8.1
リリース日: 2025年8月5日
ファイルサイズ: 870MB
対象: Radeon RXシリーズ全般
AMD Radeon Software Adrenalin Edition 25.8.1ドライバーは、安定性の向上、ハードウェアおよびAPIサポートの拡大、ゲーム互換性の拡張に重点を置いたアップデートです。特に新製品サポートとAI処理能力の強化が注目されています。
主要なアップデート内容
新製品サポート
新機能とゲームの最適化
最適化されたゲームタイトル
以下の新しいタイトルに最適化されたプロファイルが追加されました:
• Mecha BREAK
• WUCHANG: Fallen Feathers
• Valorant (Unreal Engine 5)
• Battlefield™ 6 Open Beta
Enhanced FSR 4のサポート拡大
FSR 4対応以下のタイトルでEnhanced FSR 4が利用可能になりました:
- Cyberpunk 2077
- WUCHANG: Fallen Feathers
- Mafia: The Old Country
- Arena Breakout: Infinite
- Game of Thrones: Kingsroad
- Wreckfest 2
- Lies of P
- The Alters
- F1® 25
Vulkan®拡張機能のサポート拡大
以下の拡張機能が有効になりました:
- VK_KHR_shader_bfloat16 – AI関連シェーダーの高速化
- VK_EXT_device_generated_commands – GPUディスパッチの効率化
- VK_KHR_robustness2 – ドライバエラー処理の改善
- VK_KHR_depth_clamp_zero_one – より正確な深度計算
WSL 2上のROCm™アップデート
AI開発環境の強化:
- Forward Attention 2 (FA2) デコードカーネルの有効化
- 高度なAIモデルとの互換性追加:
- Deepseek R1 Distilled (7B, 32B, 70B)
- Qwen 2.5 7B
修正された問題点
動画・メディア関連
修正完了: Chromeで4K解像度のYouTube動画再生時のスタッターやパフォーマンス低下を改善しました。これは多くのユーザーが体験していた問題で、地味ながら重要な修正です。
ゲーム関連の修正
- Monster Hunter Wilds – Radeon™ Anti-LagとInstant Replay有効時の断続的なクラッシュ・ドライバータイムアウトを修正
- Battlefield™ 2042 – 断続的なアプリケーションクラッシュを修正
- Dragon Age: The Veilguard – Radeon™ RX 9000シリーズでの断続的なクラッシュを修正
- Call of Duty®: Warzone™ – シーズン03のVerdanskマップでのスタッターを大幅に軽減(完全解決に向けて開発者と協力中)
VR関連
- RX 5000および6000シリーズGPUでOculus Rift S使用時のテクスチャ問題を修正
既知の問題点
- Mafia: The Old Country – Radeon™ RX 6600シリーズで破損が発生する可能性
- The Last of Us Part II – Radeon™ RX 7900シリーズで断続的なクラッシュが発生する可能性
- Call of Duty®: Black Ops 6 – Radeon™ RX 9000シリーズで断続的なクラッシュが発生する可能性
- Wuchang: Fallen Feathers – Radeon™ RX 9000シリーズでFSR 4有効時にクラッシュ・ドライバータイムアウトが発生する可能性
- NBA 2K26 MyCareerモード – Radeon™ RX 9070シリーズで断続的なクラッシュが発生する可能性
- FBC: Firebreak – 一部のAMD Ryzen™プロセッサー(Ryzen™ AI 300シリーズ、Ryzen™ 7000シリーズなど)で断続的なクラッシュが発生する可能性
AI処理能力の強化
AMD Variable Graphics Memoryの更新
AI性能向上Windows上のVulkan llama.cppで最大1280億パラメーターのAIモデルを処理可能になりました。
世界初のWindows AI PCプロセッサー
AMD Ryzen™ AI Max+ 395(128GB)が以下の機能を実現:
- MetaのLlama 4 Scout 109BをフルビジョンとMCPサポートで実行
- 世界初のWindows AI PCプロセッサーとして認定
Llama 4 Scout 109Bの特徴
- アクティブパラメーター: 一度にアクティブになるパラメーター:170億
- メモリ使用量: 1090億パラメーターのモデルと同等
- パフォーマンス: 最大15トークン/秒
- コンテキスト長: 25万6000トークンの長大なコンテキスト長をサポート
- 大量のトークンを保持し、強力な「エージェント型」ワークフローを実現
まとめ
25.8.1は順当なアップデートと言えそうですね。
まず未発表だったRX9060無印がしれっとサポート対象と言われているのに驚きます。AMD公式サイト上でもRX9060無印に関する記述が見られたので今後出てくるのは間違いないですが日本での流通はあるでしょうか?
ドライバ周りで個人的に気になるのはAI周りの強化。
1280億パラメーターのAIモデルが動くって話、最初は正直数字だけ見ても「んー?」って感じでしたが、先日発表されたgpt-oss-120bクラスが動くって考えたら結構すごいことなのでは?将来ローカルでのAI活用が当たり前になった時のことを考えると今のうちからこういう基盤を整えておくのは大切。なのでAI周りのアップデートはあるだけあってよい。
ゲーム関連では相変わらず新タイトルでの問題が散見されます。特にRX 9000シリーズでの問題が目立ちますが新しいハードウェアなので仕方ない部分もあるでしょう。逆にChromeでの4K YouTube問題が修正されたのは地味に嬉しいポイント。
Radeonのドライバーに関してはクリティカルな問題が発生しているという話は特別聞かないので、とりあえず大きな問題がなければアップデートしておいて損はなさそうです。
関連リンク
| サイト名 | 説明 | リンク |
|---|---|---|
| AMD公式ドライバー | 最新Radeonドライバーのダウンロード | ダウンロード |
| Radeon製品ページ | RX 9000シリーズを含む製品情報 | 製品一覧 |
| FSR対応ゲーム | FidelityFX Super Resolution対応タイトル | 対応ゲーム |
| ROCm | AI/ML開発向けプラットフォーム | 公式ドキュメント |
| AMDコミュニティ | ドライバー関連の問題報告・質問 | フォーラム |
主な特徴
- RDNA 4アーキテクチャ採用
- 16GB GDDR6 高速メモリ
- 4K解像度でのゲーミング対応
- レイトレーシング機能強化
- FSR 4.0対応でパフォーマンス向上
- AV1エンコード/デコード対応


コメント