Windows 11のSSD認識エラー問題、アップデートすべき?Microsoft公式見解と対策を徹底解説

Windows 11のアップデート(KB5063878)によるSSD認識エラー問題をテーマにしたアイキャッチ画像。「アップデートするべき?」という問いかけが書かれている。 情報
【現状まとめと対策】Windows 11 SSD認識エラー問題 ― メーカー見解とユーザーが取るべき道

【現状まとめと対策】Windows 11 SSD認識エラー問題 ― メーカー見解とユーザーが取るべき道

先日お伝えした、2025年8月のWindows 11更新プログラム適用後に一部PCで発生したSSD認識エラー問題について、その後の進展をまとめます。

Microsoftと関連メーカーから「関連性なし」との公式見解が出ましたが、実際にトラブルを経験したユーザーとの間では見解は平行線をたどっており、多くの方が対応に苦慮しています。

この記事では、混乱の原因となっている複数の更新プログラム(KB番号)を整理し、現状と私たちが取るべき具体的な対策を解説します。

今回の問題に関連する更新プログラム(KB)一覧

まず、話題に上がっている複数の更新プログラムがそれぞれ何なのかを整理します。

KB番号 概要 今回のSSD問題との関連
KB5063878 2025年8月の月例セキュリティ更新(Win11 24H2向け) 問題の報告が集中した中心的なアップデート。 Phison社もこのKBを名指しで調査対象としました。
KB5062660 2025年7月末のプレビュー版更新(Win11 24H2向け) 8月の月例更新の先行版。一部の変更が含まれるため、Phison社はこちらも調査対象に加えました。
KB5063875 2025年8月の月例セキュリティ更新(Win11 22H2/23H2向け) KB5063878の別バージョン向け。より多くのユーザーが利用するバージョンであり、同様に問題が報告されました。

メーカー公式見解 vs ユーザー体験

公式見解:「アップデートは無関係」

Microsoftの見解: 米テックメディア「Bleeping Computer」は、Microsoftが広範な調査の結果、「問題の更新プログラム(KB5063878など)と報告されたSSD障害との間に関連性は見つけられなかった」と正式に発表したと報じました。
(ソース: Bleeping Computer)

Phison(SSDコントローラーメーカー)の見解: 同社は公式声明で、「KB5063878」および「KB5062660」について4,500時間以上に及ぶテストを実施したものの、「報告されている問題を再現することはできなかった」と結論付けました。
(ソース: Phison Official Statement)

残る謎:なぜ問題が報告されたのか

公式見解と一部ユーザーの体験が食い違う原因は特定されていません。コミュニティでは「特定のハードウェア環境でのみ発生する稀なケース」という説や、「古いファイルシステムドライバー(`ntfs.sys`)が誤って含まれていたのでは」という(未検証の)仮説が議論されています。

【結論】私たちが取るべき対策は?

基本的な方針として、ほとんどのユーザーはアップデートを適用すべきです。 セキュリティリスクを放置するデメリットの方が、発生確率の低い問題を懸念するデメリットを上回ると判断されるためです。

その上で、個々の状況に応じた具体的な対策を以下に示します。

A) アップデートを「する」場合の具体的な対策

大多数の方はこちらに該当します。以下の点を実施することで、リスクを最小限に抑えられます。

【最重要】 アップデート前に必ずバックアップを取る

どのようなアップデートにも予期せぬトラブルの可能性はゼロではありません。OSのシステムイメージや、失いたくない重要データは、必ず外付けHDDやクラウドストレージにバックアップしてください。これが最も確実な防衛策です。

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【推奨】 各種ドライバーとファームウェアを最新化する

問題の引き金がOSとハードウェアの連携にある可能性を考慮し、PCの根幹をなすソフトウェアを最新に保ちましょう。特に「SSDのファームウェア」と「マザーボードのBIOS/UEFI」は、メーカーの公式サイトから最新版を確認し、適用することを推奨します。

【注意】 アップデート実行中は高負荷な作業を避ける

Windows Updateのダウンロードとインストール中は、システムが不安定になりやすい状態です。この最中に動画のエンコードや大容量ファイルのコピーなど、ストレージやCPUに高い負荷がかかる作業を行うのは避けましょう。 更新が完了し、PCが再起動して落ち着くまで、なるべくPCを操作しないのが賢明です。

B) アップデートを一時的に「見送る」場合の具体的な対策

過去に類似のトラブルを経験した方や、報告された条件に酷似した環境(DRAMレスSSDで大容量データを日常的に扱うなど)で、どうしても不安が拭えない場合の選択肢です。

【警告】 セキュリティリスクを認識する

アップデートを見送ることは、その月に修正された脆弱性を放置することと同義です。ウイルス感染やサイバー攻撃のリスクに晒されることを明確に理解してください。これは一時的な措置であるべきです。

【方法】 Windows Updateを一時停止する

Windows 11の設定から「Windows Update」を開き、「更新を7日間一時停止」を選択します。この操作は最大5回(35日間)まで繰り返せます。

【期限】 遅くとも次の月例アップデートまでには更新する

問題を放置し続けるのは得策ではありません。翌月の月例アップデートが配信される頃には、状況がさらに明らかになっている可能性が高いです。それまでには更新を再開し、PCを最新の状態に戻すことを強く推奨します。

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